北アルプス裏銀座ルートを歩く 2日目 その3

2日目、5:20に野口五郎小屋~水晶小屋(その1)、
水晶小屋~水晶岳~水晶小屋~鷲羽経由~三俣山荘まできました(その2)。

12:57に到着し、宿泊をお願いすると「本日は2人で1枚の布団でお願いしています~」とのことで、一気にテンションが下がる。うわ~。

時間が早いから、まだ周辺を歩くべく、必要な物を準備してまた外へ。
本当は黒部五郎岳にも行きたかったけど、時間的に難しそうなのと、ガスってきて展望が効かなくなってきた為に断念。
それならと、コースタイムで1時間でいける三俣蓮華岳へと行くことに。

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テント場を越えて登って行く、13:41。

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テント場終わり地点で三俣山荘方向を振り返る。
テントと山荘、鷲羽岳(1番高いの)がよく見えた。

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裏銀座コースは続いており、ここの道は比較的歩きやすいかな。

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三俣峠に14:08。
裏銀座コースを槍ヶ岳へと急ぐ人は、巻道へ、三俣蓮華山頂も体験したい人は、登りましょ~。

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三俣蓮華岳山頂に到着、14:20.
山頂直下でコース上に雷鳥がいて、よけてくれるまでの間、しばし雷鳥渋滞にあう。

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三俣蓮華岳は名前の通り、3つの俣。
つまり3つの分岐点を意味していて、長野、岐阜、富山の3県の分岐点となる珍しい場所。
個人的に興味があり、ここまでは来たかったのですよね。
「1秒で3県を周れるぅ」とかして遊ぶ。

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雷鳥がカメラ屋さん達に人気。ガスっていると遭遇率が高い気がするなぁ。

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雷鳥をパチリ。天然記念物なのだが、人に全く動じない。
あちこちで何度も見てるが、どの子もそんな感じがする。
人馴れしてるのかな?

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三俣山荘までの帰りは別のルートを選択し、黒部五郎小屋方向へと進むことに。
でも黒部五郎はガスの中。

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黒部五郎小屋へ行く分岐に到着、14:57。
小屋までなら行ってこれそうだったが、またの機会として三俣山荘に戻ります。

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花畑のような場所を通過。遠くは見え難いが、近場はよく見え、色々な花がみれましたよ。

小さな水の流れがあちこちにあり、飲んでみたのだが、うまいっ。
これが流れて集まり黒部川となるのでしょう。

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雪渓の上を歩いて進む、とっても涼しい。

さらに歩いていると、
1度前方から登って来た60代くらいのおいちゃんが、また反対から空身で下ってきて、
「ペットボトル見ませんでしたぁ?」と聞かれました。
ああ、先を急ぐのに水を落としちゃったんだ、大変だな、
とか思いながら「いや、見ませんでしたよ」と答えてからしばし、
またおいちゃんが登って来たので「ペットボトルありましたか?」
と聞くと「いや~、落としたと思っていた地点まで戻ったけど、無かったよぉ」って。

「水が減って平気かなぁ」とか考えていると、急に「ごめんなさい」と、
「僕、山にゴミすてちゃいました。ゴメンナサイ」って自分に言うではありませんか。

この言葉を聞いて、メチャクチャ感動しました。涙出そうでした。
何だか思っていた心配と違い、「凄いなこの人、自分ならそこまでして戻れないかも」と。

自分はあやまられる対象では全く無いのに、こんな30代半ばの人に謝ってるおいちゃんがいる。
しかも自分の水や時間の心配よりも、山にゴミを捨ててごめんと。
この人、ホントは山の神様だったのではないか・・・。
「ごめんなさい」と言われ、感動のあまり「い、いえ・・・」と、しどろもどろな返事しかできなかったなぁ。
山で、生き神に会いました。

神に遭遇後、さらに進むと
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三俣山荘が見えた。花も多くてキレイですね。

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この三俣はテント場の間も水が流れていて、水には不自由しません。
テント張るにはいい場所だなぁ。

16:04山荘に戻る。

夕食の17時まで時間があり、2人1枚のふとんに戻り(聞いてからずっとテンション下がりっぱなし)、隣の人と雑談を。
そうこうしていたら、「今日この部屋は1人、1枚の布団でよくなりました~」とのことで、心が弾む。

隣の人がカメラを長年やっている人で、あれこれカメラのことを教わったりしてたら、夕食の時間に。

夕食のビーフシチューが旨すぎて感動。おかわり3杯をペロリ。

その後暗くなり、隣の人と一緒に星空を撮りに外へ。設定やコツなど色々教わり、さらに三脚まで貸して頂いちゃった。
今回簡易タイプしか持って上がらなかったのですよね、ありがとうございました。

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ペンタックスQ10 01レンズ f1.9 露出時間20秒 ISO-1600
鷲羽岳と星。ちょうど飛行機が飛んでたので、横に点々と光が続いている。

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ペンタックスQ10 02レンズ f2.8 露出時間30秒 ISO-1600
何となく天の川があるのが見えてます。

シロウトなんで、大した写真ではありませんが、初めて星を撮れて感激っ。
このカメラでも、もっと綺麗に撮れるようにできるんだろうな、きっと。

教えて頂いていた方はさすがで、とってもキレイな星空を撮っていまして、
自分もフルサイズのデジイチが欲しくなってしまいましたよっ。

かなり色々と勉強になり、充実した1日でしたっ。

3日目のその1」につづく。

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