北アルプスを縦走する 3日目 北穂高~涸沢岳~奥穂高山荘~涸沢小屋

3日目、3000mの稜線歩き。

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お昼を食べて、ホット一息、さてまた歩きだす。11時45分。

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小屋は山頂のスグ下にあるので、看板の通りホントにスグに山頂に。

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北穂高岳山頂。着いても何もない(見えない)ので、到達記録の写真でもと。これで穂高と名がつくこの周辺の山(奥穂高、前穂高、北穂高、西穂高)を制覇したことに、やった~~。

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このまま涸沢に下りれば最速時間になるのだが、奥穂高山荘まで縦走すれば、槍ヶ岳からの稜線で後はまだ行ってないのは奥穂高~西穂高の一般ルートとしては国内最難関区間を残すのみになるので、涸沢岳へも行ってみる。

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まずは北穂高からとにかく下る。メチャクチャ急な下りに焦る。後ろの人は山の店で「大キレットよりも、ここ(北穂高~涸沢岳に行くの)のほうが怖いと聞いたのだけど」と言っていた。こちら何も知らずに来たのだが、たしかにここも険しいぞっ。

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こんな場所でも花が咲いていてキレイ。

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12時45分やっと下りきって、最低コルに。ここから涸沢岳にまた登り返す。

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途中に雪渓も発見。涼しげ~。スキー板持ってきてれば滑りたいくらいだね(雪面ガリガリに凍ってるけど)。

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さてさて、またもや急な崖登りへ。

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後ろから登ってくる人。この唐沢岳の登りは、今回1番急な急な登りだったかも。写真だと分かり難いが、ここはとてつもなく急登だったなぁ。

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そんなこんなの難所達を越えて、13時半涸沢岳山頂(3110m)に到着っ。

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涸沢岳山頂から奥穂高岳の山荘までは緩いルートに。距離もそう遠くないので、山荘に荷物を置いてココまで来ている人達ともすれ違う。

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13時50分、奥穂高山荘に到着。ここへは2年前に来ている。そのとき泊って見た朝の景色に感動したので、今回も泊ろうと考えていたのだが、小屋で天気予報を見ると、明日もガスで朝焼けは望めなそう。時間も予想より早いので、思いきってさらに下ることに、難所を越えた後だけに結構なお疲れモードだけどもね。

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涸沢へのルートであるザイテングラートをどんどん下る。浮き石が多いので注意が必要。だいぶ足の踏ん張りも効かなくなってきたぞ。

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さらに下っていくと、なんとラッキーなことに、ガスが無くなって行くゥ。ここ2日ずっとガスの中をさまよい歩いていただけに、久しぶりに景色と遭遇しはしゃぐ。ヒャッホ~イっ。

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さらに下ると、まだ見えている。はしゃぎついでに、写真も撮る。

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また下ると、今度は1日目に通った常念岳が見えたっ(奥の左、通ったのも奥の稜線)。

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もうチョイ下り、常念岳をズームで撮る。あっちの山頂もガスってるなぁ、でもホントに久しぶりに景色が見れて感動する。

もう目的地の涸沢の小屋は見えているのだが、ペースが上がらず、ヘロヘロ状態で進む。なんだか足も痛いし、もう歩けないぜ状態に近く、やっとのことで下って行く。あ~今日はクソ歩いたわ(言葉は悪いがこの表現が正しい)。

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15時45分、涸沢小屋に到着。途中の人の情報によれば、雨でツアー客がキャンセルし、お盆だが空いているとの話だった。確かにお盆の涸沢にしては空いてるなぁ。

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着いて少し休んだり、濡れ物を乾かしたりしてたら、あっという間に17時の夕食タイムに。お決まりのおかわりを本日も。

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夕食後はテラスでのんびり。テント泊の人も多い。いいなぁテント欲しいね。でもこれでさらにテントを持って歩くと、ペースはさらに遅いんだろうなぁ。今でさえリュックを持つと「えぇ、こんな重さ背負って歩くのぉ」となるので。


せっかくなので周囲の動画もさらっと撮影。本当なら色々な山頂で360度の動画を撮影する予定だったのになぁ。

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地図をみたり、本を読んだりして暫く過す。フリースを着ているが、じっとしていると寒いのでさらにダウンも重ねて着る。ここにいれば夏とは思えないよ。

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上空もたまにガスが切れる場面も。写真の尖っている山はラーメン食べた小屋のある北穂高岳。

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最後に下ってきた奥穂高山荘方向。いまの時間帯なら奥穂高山荘でも景色が見えたかもね。

さらに暗くなり星空が見えないかと期待したのだが、ガスの切れ間に少し見える程度。3年前に富士山に登ったのだが、そのときに車で行ける場所まで登り車中泊。そこで見た星空があまりにも見事で、それ以来キレイな星空好き人間になったのだ。

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歯磨きをして、本日の寝る場所へ帰りのんびりと。確かに今日は隣とややスペースが空いている。

足が痛いと思ったら、岩にぶつけたスネの3カ所からは血が流れているし、足の指も真っ黒になり血が死んでる爪が3つ。その内の1つである左足の親指は、この記事を書いている今(8月20日現在)も「爪がグラグラして取れるんじゃ」って状態。そりゃ痛い訳だよね。でもそうなったとのはいつなのかは不明(スネは強打したので憶えているが)。そうとう集中していたのだと改めて思ったのだった。

布団で本など読んでいたら、消灯前(21時)に知らぬ間に布団もかけずに寝てましたとさ。夜中12時頃1度起きて、布団をしっかりかけてまた寝たのだった。

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