北アルプスを縦走する 1日目

お盆の休みを利用して北アルプスの中を歩いてきました。


歩いたのはこのコース。日にち別に色分けしてみたが、計4日間、1日平均約9時間歩いてグルっとまわってみたよ。


大きな地図で見る  詳しくはこの地図で(動くので拡大などしてみてね)


登山口は三股より登る。国営アルプス安曇野公園からさらに奥に10数キロ行った場所に車を止めて、登山口まで歩く。連休中なので登山口にいた山のおいちゃんに登山届けを出して、色々聞かれてから6時半に登り出す。


少し登ると、最終水場となる力水へ。知っていたの、少しでもここまで軽くなればと、水は少しだけ持ってきたので、この先長いので、水をフルに補給。ちなみに今回持てる水筒などの容量は3リットル弱。水だけで約3キロに。4日分の支度もあり水も含めたリュックの重さはかなりのもの。今回テント泊でないので、まだいいのだがそれでも重い重いっ。


天気予報では雨だったのだが、思いのほか天気になり気持ちよく登る。


ますは目指しているのが「蝶ヶ岳」。三股からはなかなかの急登山。


約10時、登ること3時間半、やっとのことで樹林帯を抜けてもう少しで山の稜線に出そうな場所に。いい青空だっ。


10時10分、蝶ヶ岳山頂に到着。奥の尖っているのが目的の槍ヶ岳と、そこから北穂高岳へと左へ向かう稜線がよ~く見える。しばらく展望がいいので、軽くパンを食べたり、写真を撮ったり、登ってきた人と話して仲良くなってから次へ移動。


少し下ると蝶ヶ岳の山小屋も見える。


小屋は寄らずに1日目の目的地である、常念小屋を目指し稜線を歩いていく。


様々なコースがあり、分岐点に。下に下ると「横尾」へ。帰りはここから登ってくるのが、今は直進。


さらに進んで下を見る。奥の谷の部分が上高地だよ(ここからは見えない)。


11時20分、蝶槍に到着。眺めがいいので、昼食を食べることに。


これから向かう稜線の右(東の安曇野側)にはガスが立ち込める。蝶槍から槍ヶ岳はよく見え、槍へと続く登りのルートも見える。


昼を食べてまた歩き出す。木々の中をまた進むので、暫くは展望は望めない。


奥は、本日の目的の最終ピークとなる「常念岳」だと思う。


常念岳への登り途中で、後ろを振り返った景色。蝶ヶ岳はガスの中に、歩いてきた稜線はよく見える。


14時50分、蝶ヶ岳から4時間20分、やっとのことで常念岳山頂に到着っ。思ったよりも長かったなぁ。


上高地方向をパシャリっ。やや上空にガスがかかって来る。山小屋には本当は3時頃には着いていたほうがいいだがすでに時間もおしてきている。いい山頂なのでのんびりしたいけど、足早に下山。


少し下ると、眼下には目的地の常念小屋と奥には明日向かう山々が見えたりも。常念小屋へ向かう途中では、すでに小屋に荷物を置いて、身軽になって常念岳を目指す人達と沢山すれ違う。


やっとこ常念乗越まで下ってきた。


小屋の前で、のんびりしている人達。


ここまで来る最速のルートは一の沢からのルート。標高差1160m、距離は5.7キロ。


15時44分、登りだして約9時間15分で常念小屋入り口に到着っ。


着替えてから、中でビールを飲みながら本を読んだり、外に出て日が沈むのを見たり、また仲良くなった人と情報交換をしたりして夕食まで過ごす。山は知らない人とも仲良くなれるので、そんな出会いが楽しかったりもする。


安曇野方向。山から見る雲の表情は様々で、好きな景色の1つ。

その後夕食の時間になり、お腹が空いていたので、ご飯4杯と汗で出きった塩分を取るべく味噌汁2杯お変わりして食べたのだった(完全に食べすぎだが、旨すぎた)。

山の消灯は早く、この常念小屋は21時消灯。しかし、数日前からふとももが寝ていると「こむらがえり」するのに悩まされていて、この日もヤツラが来そうだったので、気になって全然寝れない。さらには追い討ちをかけて、横で気の毒ではあるが、東京から来たツアーの人が熱を出して「ハァ、ハァ、ウアァーーー」とかやっていたので、結局2時間ちょい程度しか寝れないで次の日を向かえたのだった。

つづく…。


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