燕岳に登る

10月2日、長野県の北アルプス「燕岳」に登ってみた。

そろそろ紅葉の時期にいいのでは?と思い、紅葉の進み具合の調査も兼ねて日帰りの北アルプス。

台風通過直後、天気図を見ながら1日待って、天気が悪ければ止めようと思っていたのだが、朝起きてみると(正確には夜明け前なのでよく見えなかったけど)、曇りの感じ。「まぁ、行ってダメなら温泉入って帰ってくればいいや」的な気楽な気持ちで、家を4時半頃に出発っ。


穂高を走行中に見る北アルプスはガスに覆われている。さてどうだろう?でも見た感じのガスだと、山の上はガス抜けしそうな気配もするなぁ。


中房温泉下の駐車場に到着してみたら、思ったよりも車が止まっていた。この日止めたのは第1P。

記録として時間も書いていきますが、天気や気分、体調、写真を撮る枚数、ボケッと景色を見る時間などなどにより時間は変わりますので、参考程度にどうぞ。


車より10分弱歩くと、中房温泉に到着。ここで登山届けを書いて出し、6:38、いざ登りだすっ。


第二ベンチに7:20分到着。中房から燕(つばくろ)岳へのこのルートは、北アルプスの3大急登と言われている。が、登山道がとっても整備されていて、第一ベンチ~富士見ベンチと要所要所で休む場所もあり、そこまで大変とは思わなかった(個人的感覚)。


ケルンを発見。土が山によって色々違うのだが、ここの山は地面が土というよりは、細かい石って感じの地面(砂っぽい)。


第三ベンチから見た登山道。7:43、ガスに完全に入ってきて、上の視界は無し。距離的にはちょうど中間地点。あと燕山荘まで2.8キロ、。


さらに登ると、紅葉を発見。


合戦小屋に8:28到着。紅葉し出しているね。


燕山荘まではあと1.7キロ、1.5時間。トイレによって少し休憩し、また出発。


合戦小屋から5分ほど登ると、かなり綺麗に紅葉がスタート。元気な小学生3人と、富山から来た方と一緒にしばし登る。


遠くはまだガスの中。でも周辺の展望は効くから、紅葉見物は平気。


さらに少し登ると、色が鮮やかに。


カエデの黄色(ミネカエデ?)。


ナナカマドの赤。


緑、黄、赤のコントラストがキレイ。自然ならではの色のバランスで、色彩の勉強になるなぁ。


また少し登ると、ガスが抜けて青空も見えたっ、ラッキー、予想通りの展開か?。


燕山荘が見えたっ。あともうチョイで稜線に出そうだぞ。


稜線に出たら、そこには思わず「おおっ」と声を発する絶景が待っていたっ。中央やや左の1番高いのは槍ヶ岳。近くにいたおばちゃん3人が、「今までずっと見えなかったけど、ちょうど槍が見えたんだよ、ラッキーだね」と教えてくれる。いや~本当にラッキー、凄いぞ俺っ。嬉しいなぁ。

燕岳に登った理由の1つには、この夏に槍を目指し縦走したのだが、ガスと雨と風でコンディションは最悪の中歩いて、景色が無しだったんだよね。なので、そのリベンジも兼ねて、槍へのルートの見える燕岳を選んだのだった。


燕山荘前より、燕岳方向。しばらく山荘前で景色を見たりしてのんびりしたので、山頂を目指す。


イルカ岩。この燕岳は様々な形をしている(ように見える)岩が多くて、北アルプスの中でも、また違った感のある山だね。山頂へ向かう途中にあったので、激写。本当はイルカの背中に乗って写真を撮ろうとしたのだが、寸前のところでやめてみた。一応大人なので。


山頂に行く途中で振り返った景色。左上が燕山荘と槍へと続く表銀座の稜線。


燕岳(つばくろだけ)山頂直下。燕山荘から山頂までは、20分ほどかな。


燕岳山頂より、360度の動画。人がいたので、解説が小声だったりも(意外と小心者)。


北燕岳方向。さらに少し行った先の高い場所は北燕岳山頂なので、せっかくなので行ってみることに。


北燕岳のほうが、やや険しめ。


北燕岳からの動画。持って歩いたりもしているので、やや手ぶれあり。燕岳山頂から、途中に合った子供達から手を振られ、ヤッホーされたりもしています。


北燕岳よりさらに北の景色。このまま進んで東沢野乗越から下るの別ルートで帰ることも少し考えていたのだが、沢沿いのルートは台風一過の後なので、雨の心配もありさらには、山小屋で確認したところ、小屋から7時間くらいかかるルートのようで。夕方に歯医者の予約もあったので、この北燕岳でストップし、ピストンで折り返す。


北燕岳山頂からの紅葉の様子。わぁ~キレイっ。しばし山頂でまったり後、山荘まで戻る。


燕山荘前にて、景色を見ながらお昼。いい景色を見ながら食べるお昼は最高。さらに、色々な人とも話しをして、情報交換も。話を聞いていると、また別の山に行きたくなってしまって困るなぁ~。富山人からは、気合入れれば日帰りで行けそうな山(剣岳)の情報など聞いたので、行ってみたいな~。

とにかく、山では老若男女問わずに話しをよくするのだが、そのコミュニケーションがまた楽しいんよね。子供や静岡から来たおばちゃんや地元のお姉さんなどと話をしながら楽しいランチ。

ゆっくりお昼を食べたら、12:15、いざ下山っ。


12:45、合戦小屋まで下る。またトイレ休憩だけして、出発。ここもランチの人達が沢山。平日の火曜だけど、さすが北アルプスの紅葉時期、この後もどんどん登ってくる人とすれ違いながら下る。


中房温泉まで一気に下山、14:18無事到着。ここで温泉に入ってもいいのだが、山頂で話した地元民のお姉さんが「下の有明荘のほうがシャワーも出て、いいかも」というのでそちらへ。


有明荘。第1駐車からちょこっと下ればスグ到着。シャワーから出るお湯も温泉で、露天風呂も広くていい湯だったなぁ。登山と温泉のセットは最高っ。

ガスはあったものの、山頂付近は景色も紅葉も見れて満足。山の感じも面白くって、登山道も整備されていたし、危険箇所もほぼ無いので(とは言え、下りに砂利が濡れていて、2回滑って転びそうになり危なかったけど)、オススメです。日帰りも十分可能な燕岳、とってもオススメですよっ。


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