信濃の国 6

とっても大好きな長野県。いよいよ今回でその長野県歌である
「信濃の国」の最後6番の解説です。

6番

吾妻はやとし日本武 嘆き給ひし碓氷山
穿つトンネル二十六 夢にも越ゆる汽車の道

道一筋に学びなば 昔の人にや劣るべき
古来山河の秀でたる 国に偉人のある習い

訳文

日本武尊が、亡き妻を思い出して「吾妻はや」と嘆いた碓氷峠
二十六ものトンネルを掘って、汽車が走るなんて夢のようです。

一生懸命に学ぶなら、昔の人に劣るはずがありましせん。
古来から山や川の素晴らしい自然に恵まれたこの国は、
優れた人物を輩出しているからです。

神話に出てくる日本武尊(やまとたけるのみこと)が日本各地の平定
を命じられ、今の神奈川県から千葉県へ海を渡ろうとしたところ、
暴風の為進めずにいました。、妻の弟、橘姫(たちばなひめ)が海神
の怒りを鎮めるために身を投げ、ようやくたどり着けたのです。

日本武尊が関東を平定し碓氷峠に来たときに、東南をみて吾妻(橘姫)
のことを嘆いたとう一節から六番の出だしは来ています。

今でこそ新幹線でバーっと行きますが、横川駅の標高は387m、
軽井沢駅は939mとかなりの標高差があるのです。

私が美容の専門学校に通っていたり、就職しても数年は長野新幹線が
無かったので、引っ張る電車を横川で連結して登っていましたね。


軽井沢駅に行くとその電車が見れるようになっています。懐かしいっ。


コメント