ここ数回に渡りご紹介中の長野県歌である「信濃の国」
の歌詞、三番のご紹介。
木曽の谷には真木茂り 諏訪の湖には魚多し
民のかせぎも豊にて 五穀の実らぬ里やある
しかのみならず桑採りて 蚕養いの業のうち開け
細き世すがも軽からぬ 国の命を繋ぐなり
訳文
木曽谷にはヒノキが茂り、諏訪湖には沢山魚がいます。
県民はよく働き、五穀をはじめ豊かに実らないところはありません。
そればかりでなく、桑を育て、養蚕もさかんなり、
小規模ながらも重要な仕事をして、国の命に力を与えています。
歌の中に出てくる「五穀」とは、米、麦、豆、粟(あわ)、黍(きび)のことである。
場所によっては「ソバ」が含まれることもあったとか。
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