長野県の県歌である「信濃の国」学校でも習う子供が多いので、
長野県民は歌える率がかなり高いという話です。
その歌の歌詞を数日にわたり、区切ってご紹介。
一番
「信濃の国は十州に 境連ぬる国にして
そびゆる山はいや高く 流るる川はいや遠し
松本 伊那 佐久 善光寺 四つの平は肥沃の地
海こそなけれもの沢に 万ず足らわぬ事ぞなき 」
訳文
信濃の国は、十の国と堺を接しています。
そびえたつ山はとても高く、流れゆく川ははるか遠くまで達します。
松本 伊那 佐久 善光寺の四つの盆地はいずれも肥沃な土地です。
海こそ面していませんが、物産は豊富で、足りないことはありません。
歌の中の十州とは、越後(新潟)、上野(群馬)、武蔵(埼玉)、甲斐(山梨)、
駿河(静岡の東部)、遠江(静岡の西部)、三河(愛知)、美濃(岐阜の南部)、
飛騨(岐阜の北部)、越中(富山)の10国。
前半の「いや」とは、強調語です、「とても」とかかな。
後半に四つの盆地しか歌われていないが、長野には他に、飯山盆地、
上田盆地、諏訪盆地などもあり、さらにはもっと細かい小盆地があるのです。
ちなみに長野県の面積は全国で4位、でも実際に人が住める面積は愛知や千葉と
変わらなかったりもして。
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